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唐津の産婦人科医のブログ




佐賀県唐津市の産婦人科、たなべクリニック産科婦人科院長たなべりょうへいが日々感じたことを率直にお届けするブログです。


>>たなべクリニック産科婦人科   >>今日のよか

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 「この素晴らしき世界 What a wonderful world」

    私は、デスクワークの際、
    その時の仕事の内容・気分に
    より、BGMを選択し、
    自分の世界観を作る。

    毎朝、目覚めた時に、
    既に頭の中で、何か曲が
    流れている事がある。

    何の理由も、根拠も無い。

    「今日の一曲」が
     私の頭の中を駆け巡る。

    何だか不思議な感覚である。

    『What a wonderful world』。

    誰もが一度は耳にした
    事のあるサッチモこと、
    ルイ・アームストロングの名曲。

    晩年の1968年に録音され、
    名トランペッターである彼が、
    オーケストラをバックに
    しわがれた声で歌い上げた。

    意外にもこの曲がヒットしたのは、
    彼が亡くなる3年程前だった。

     今日の一曲は、
    『この素晴らしき世界』。

    私のパソコン・キーを
    打つ指も軽快。

    コーヒーも美味しい。

    そんな折、息子が
    私の部屋に入って来た。

    仕事をしている父を気遣ってか、
    静かに傍らで本を読んでいる。

    『ねぇ~お父さん..』  

    『この曲、なんて曲?
     とってもいいねぇ~』

    「そぉお~!良い曲でしょ!」
   
    「パパが大好きな曲」

    『もう一回、聴きたい!』

    彼が生まれるずっと前から
    奏でられていたメロディ。

    英語の歌詞を彼がすべて
    理解しているわけじゃない。

    私もリアルタイムで、
    この楽曲に出逢った訳じゃない。

    世代を超えて、人のこころ・
    感性にそっと響き渡る。

    心の琴線に触れて、
    幼きこころまでも癒す。

    『What a wonderful world』。
    
    『この素晴らしき世界』。

    彼がやがて、この歌詞の
    素晴らしさを知る、
    その日が訪れる。

    その時にまた、この旋律を
    親子で楽しもう。

    彼も私も今一時、
    手を休めて、もう一度..。

    素晴らしき世界へ。


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 「赤ちゃんのにおい」

    赤ちゃんは、とっ~ても
    カ・ワ・イ・イ!

    理屈じゃない。

    だ~い好き!

    だから、赤ちゃんがお母さんに
    会いに来てくれるお産に
    立ち会わせて頂く事は、
    この上なく嬉しく、感謝している。

    世界一・シアワセもの!

    赤ちゃんの『におい』が好き..。

    「先生~、やめて下さい~、
     もっおぉ~」

    スタッフから注意を受ける院長。

    お風呂(沐浴)待ちしている
    ベビー室の赤ちゃんを
    抱き上げ、頭やら顔やら..
    においを嗅ぎまくって、
    撫で撫で・すりすり。

    『ぁあ~、ぃいにお~い!!』

    最近では、母親学級で、
    告白&謝罪。

    『先生が、ついつい無意識に
     あなたの大切な赤ちゃんの
     匂いを嗅いでたら
     ごめんなさいね!
     許して下さい!』

    『前世は、女性じゃないの
     かなぁあ??』
     と、つい考えてしまう。

    一度でも妊娠・出産できたら..。

    お母様たちの気持ちに
    少しでも近づけるのになあぁ~。

    おっぱい、飲ませてみた~い..。


 「夜桜」

    「よいしょ、よいしょ、はあぁ~」
   
    「あと、もう少し..」
  
    「ぁあ~!きれい~!!」

    唐津の桜の名所・唐津城。

    長い・長い石の階段を一歩・
    一歩上って、天守閣へ。

    途中、素晴らしく咲き誇った
    桜たちが迎え入れてくれる。

    ライトアップされた花々と
    音も無く舞う葉桜が美しい。

    季節毎に行うクリニックの
    行事は、「花見」で
    スタートする。

    お弁当開けて、お酒も入り、
    夜桜の元、宴の華が咲く。

    新人スタッフの自己紹介。

    予定外の宴会芸。

    盛り上がるスタッフから少し
    離れて、私は一人、夜桜見物。

    舞い散る桜の中をほろ酔い
    気分で、ゆっくりお散歩。

   『先生~、どこ行ってたんです
    かあ~!盛り上がりましょ!!』

    と、スタッフの乾杯・攻撃。

    また一年、このスタッフと
    共に、同じ道を歩む。

    『共感』

    スタッフと私を結ぶもの。

    ありがとう。

    今年もすてきな桜が見れた。


 「床屋さん」

   「たなべですけど、今から
    髪切ってもらえますか?」

   『よかですよ、何時でん先生の
    都合のよか時間にどうぞ!』

    ずっと、カットしてもらって
    いる床屋さんがある。

    もう長い付き合い。

   『今日は、どうしましょう?』

   「いつも通りで、お願いします」

    カット中、他愛ない会話。

    リズミカルな鋏の
   “チョキ・チョキ”音に
    自然と私は、
    コックリ・コックリ。

    床屋の大将の
    お客様への「話しかけ」は、
    実に巧妙・職人芸。

    しゃべりたい人・
    雑誌を読む人・寝てる人。

    その人・その人のそれぞれの
    タイミングに合わせて、
    不快を与えず、居心地の
    良い空間を演出する。

   『先生、終わりましたよ』と、
    そっと話し掛ける。

   「ぁあ~、今日も寝てしもた
    ですねぇ~、気持ちよ~
    してですねぇ~」

   『有難う御座いました』と、
    大将は、店の外まで、
    いつもお見送りをしてくれる。

    雨の日も、雪の日も。

    私にとって、床屋さんは、
    癒しの空間。

    ただ、髪をカットするだけ
    じゃない『何か』をいつも
    提供してくれる。

   「ほらぁ~、ちょっと男前に
    なったやろ~」と院長。

   『そっ、そ~ですね?!』と
    スタッフ。

    春風に整った頭髪が
    気持ち良い。

    背筋も何だかシャキットして、
    ウォーキング!


 「兄弟ゲンカ」

    私の子供達も、よく喧嘩する。

    兄弟ゲンカは、場所と時を選ばず、
    何時・何処でも勃発する。

    傍観している「眠れる獅子」の
    父親を気にしながら、対戦は続く。

    臨戦途中にブレイク・タイム。

    双方が父に歩み寄り、
    兄・弟がそれぞれの言い分を
    熱弁、自己肯定の嵐。

    しかし、兄弟ゲンカには、
    ルールもない。
    勝者もない。
    判定もない。

    私にも弟がいる。

    年子の弟とは、三度のご飯より、
    ケンカの方が日常的だった。

    年子に加えて、誕生月も同じで
    あったため、幼少の頃の
   「お誕生日会」は、兄弟揃って、
    友達を自宅へ招待。

    和気藹々な雰囲気で始まった
    バースデイケーキの蝋燭消しも、
    そこそこに沢山の友人を前にして、
    取っ組み合いの大喧嘩。

    白けた友人達は、プレゼントを
    置いて、いつの間にかご帰宅。

    誰も居なくなった事にも気付かず、
    兄弟二人のエンドレスの格闘。

    後で、母からこっ酷くお説教。

    しかし、唯一の男・兄弟。

    私にとって、弟は、
    掛買いの無い存在。

    輪廻・転生。

    我が子も同じ道を歩む。

    泣き寝入りしている弟に
   「でも、さあぁ~、お兄ちゃん、
    好きでしょ?!」と父は、問う。
 
    小さく『ウン。』と頷く。

    体力で勝る兄に
   「弟、大好きやろっ~!
    おらんかったら、寂しいやろ?!」
    と促すと、涙目の弟に、
    小さな『ごめんねっ。』して、
    頭を撫でる。

    好きだから「けんか」する。

    大好きだから、けんかしても、
    いつも一緒に遊ぶ。

    弟がいじめられていたら、
    本気で兄が怒る。

    嫌がられても、兄の後ろを
    弟が付いて廻る。

    深夜、病院から自宅へ戻る。
   
    兄弟で、くっついて寝てる。

    私に自然と笑みが毀れる。

    二人の頭をそっと撫でる。

    同じお母さん・お父さんを選んで
    やって来た、大切な存在。

    『だいすき!』が
     ケンカのノーサイド。


 「我が師」

    一本の電話が、私の元へ。

   「○△の×□様よりお電話です」
    と、スタッフ。

    聞き覚えのある様な名前。

    記憶を辿りながら、受話器を取る。

   『ご無沙汰しております。
    先生!お元気ですか?』

    高校時代の恩師からの突然の電話。

    懐かしさに声も弾む私の
    向うから変わらぬ声が届く。

    多感な学生時代、
    先生とも良く衝突した。

   「良平!後で話があるけん、
    放課後残っとけ!」

    反抗的な私を本気で怒ってくれた。

    真剣に私の話に耳を傾けてくれた。

    私の良き師である。

    内容は、奥様が婦人科のご病気
    らしく、ご相談の電話だった。

   『分かりました。
    私に出来る事であれば..』

    恩師との思わぬ会話に
    こころ弾んだ私の口調に、
    思わず先生も安堵したのか
    電話の後半は、昔話に少々花咲き、
    受話器を置いた。

    後日、恩師のお住まいの地域で、
    信頼のおける医師を紹介した。

    幸い、奥様のご様子も順調。

    そんな折、恩師から丁重な
    手紙が届いた。

    電話も鳴った。

   「たなべ先生、先日から家内が
    大変お世話になって..」

    人としての常識的な
    お礼の言葉であったと思う。

    しかし、私は、恩師の
    声に一瞬の沈黙。

    卒後数十年。

    師は、いつまでも師である。

    私は、死ぬまで彼の教え子である。

   『先生!なんば言よっとですか!』

   『「良平、また、何かあったら
     頼むばい!」で、良かでしょ!』

   『お世話になったのは、
    私の方ですよ』

   『いつでも気軽に電話して下さい!』

    受話器の向うが、一瞬の沈黙。

    受けた恩義は、とても大きい。

    たぶん、ご恩返しは出来ない。

    けれど、少しでもお役に
    立てれば、こころから嬉しい。

    いつまでも、お元気で。

    先生、またお会いしましょう。


 「オールナイト」

    中学生。

    少し背伸びしたら、ちょっと
    半分「おとな」な感じ。

    遠方からおじさんが我家を訪問。

    応接間で、お酒も入り、談笑する
    声が居間に居る私にも届く。

    おつまみを運ぶお袋が一言。

    「お父さんが、挨拶に来なさい」
     って、私に指令。

     しぶしぶ、多感な年頃は、
     隣室のドアを開ける。

    『ぉお~、大きくなったなあ!』
    『もう中学生かぁ、おじさんが
     会った時は、まだこんな
     小さかったのになあ』

    『中学生は、もう大人じゃけん、
     ちょっと一杯飲まんね!』
     と、上機嫌。

     無言で、首を横に振る
     大人?の中学生。

    『よかけん!子供は、大人の
     言う事ば聞かんば!』

    「?!」な子供?の中学生。

     身長も伸びた。
     そばかすもできた。

     ちょっとおしゃれにも
     興味が出て来た。

    自分の部屋で、自分の時間を
    持つ事も増えた。

    そんな折、ふとした衝動。
 
   「徹夜してみようかなぁ~」
 
    深夜は、未知の世界。

    みんな寝てる時間は、一体
    どっ~なってるのかいな???

    数日前から、綿密な計画。

    学校が休みの前日に決行。

    午前2時を過ぎた頃から、
    気持ちは少しソワソワ・ドキドキ。

    当然、家族も夢の中。
   
    ラジオを付ける。
    本を読む。

    窓を開けて、外の世界を
    ぐるっ~と見渡す。

    庭先で、野良猫の鳴き声。

    遠くで、トラックの停車音、
    救急車が走る。

    「すごかぁあ~」

    「世界中で今、起きてるのは、
     俺だけじゃなかぁあ~?!」
     という、大きな錯覚。

     当然、明け方、睡魔が
     容赦なく襲い来る。

     いつの間にか、ご就寝。

     お昼近くに、やっと起床。

    『いつまで寝てるのっ!!
     もう昼よ!』と不機嫌な母。

     親にも内緒の初体験。

     私は、おとな?・こども?

     多感で、純粋な、大きな
     子供の大きなあくび。


 「おまえ、好いとぅお~」

     年輪を重ねる度に、
     学校を卒業した。

    幼稚園・小学校・中学校・
    高校・大学・大学院。

    各々の卒業時に同窓会が発足。

    小学校・中学&高校の
    同窓会会長に選任された。

    小6の時は、生徒会長であり、
    地元の中学に進学せず、故郷を
    離れるという理由で選出された。

    中学・高校では、
   「お前が会長になれば、同窓会の
    出席率も良いだろう」という
    安易な思惑で指名された。

    しかし、なかなか会を
    開催する事が出来なかった。

    地元に戻り、故郷に根を下ろした
    私に幼馴染からの連絡。

    同窓会のお知らせ。

    地元の有志が中心となって、
    開いてくれた。

    卒後三十年振り程の
    小学校の同窓会。

    沢山の同級生と
    肩き叩き合う再会。

    昨日会った友から、
    卒後初めての語らいまで。

   「えぇ~と、誰だっけ~」と
    いう顔もチラホラ。

     三十年。
     人生・いろいろ。
     紆余曲折。

    でも、損得抜きで、
    楽しんだ純粋な友達。

   「あの時の自分」が
    溢れている。

    今度、いつ会えるか
    わからない。

    けれど、時間を越えて
    タイムスリップ。

    幼き心が許していた友は、
    とても温かい。

   「やっぱ、おまえ、
    好いとうぅ~」と
    思わず、こころも顔も綻ぶ。


 「機関銃」

    子供の頃は、毎日が
    新しき事との出逢い。

    「おどろき」と
    「きょうみ」の連続。

    色んなものに感動する。

    様々な空想がフルカラーで
    頭の内を駆け巡る。

    男の子なら「大冒険」に憧れる。

    学校帰りの空き地・空き家が
    秘密基地と化す。

    敵と見方に別れた陣取り合戦。

    お手製の機関銃が
   「ダダダッ!ダダッダダッ!!」
    と、大きな声の効果音で、
    相手を撃ち負かす。

    やっぱ、モデルガンみたいな
    かっちょい~おもちゃが
    欲しくなる。

    そんな折、東京のおじさん家に
    遊びに行った。

    大好きなおじさんに、
    こころウキウキ、おねだり。

     大きなデパートで、
    「機関銃」ゲット!

    肌身離さず、包装された
    マシンガンを持ち歩いた。

    帰りの飛行機に搭乗する際、
    機内持ち込みを拒否された。

    「なんで?!」

    空港職員の怪訝な顔、謝る母。

    出発まで、あと数分。

    急遽、預かり荷物となる
    私の大事な武器。

    空港のおじさん、慌てて走って、
    荷物ゲージに持って行く。

    「あんなもの、持ち込めるわけ
     ないでしょ!!」と、
     母に怒られながら、
     ダッシュで搭乗口へと急ぐ。

    搭乗しても謝ってる母。

    「なんで!?」

    「ハイジャック?子供が?!
     だって、おもちゃじゃん!」
     てな、感じ。

    慌てふためく大人達。

    ちょっとガックリ、
    大人じゃない・わたし。

    でも、空の上では、空想劇。

    敵を蹴散らすヒーローの
    私が大激闘。

    「ダダッ!ダダダッ!
     ダダダダダァア~!!」


 「あぁ、花の東京」

    小学生の頃、従姉が
    お家に遊びに来た。

    東京に住んでいる親戚の
    おじちゃん家に夏休み、
    お姉ちゃんが連れて行ってくれる
    というお話し。

    『えぇ~!ほんとぉ~!!』

    当時、地元のデパートに
    連れて行ってもらうだけで、
    ドキドキしていた私。

    福岡行くだけで、前日から
    眠れなかった幼きぼく。

    外人は、みなアメリカ人と
    思っていた小さなわたし。
 
    大都会・東京。
 
    『おねえちゃん、すごかぁ~!』
     と、最敬礼。

    でもちょっと、浮かぬ顔の従姉。

    「でもねぇ~、内足(内股)で
     歩くんじゃねぇ~」

    内股だった私、そのお陰?で
    足も速かった。

    「内足直ったら、連れて
     行ってあげる!」

    『ぇえ~?でも、そうかぁ~、
     内足じゃ東京行けないんだぁ~』
     素直に解釈・頷く小学低学年。

    それから、数日、お姉ちゃんの
    猛レッスン?!で、
    なんとか・内足・克服。

    胸張って、ちょっと自分の
    足元チェックしながら歩いた
    東京の街。

    あれから数十年。

    内足で、堂々と東京での
    学会に参加する私。

    おねえちゃん..。
    あれ?!なんだったの???。


 「ごめんなさい」

    子供と遊ぶ時は、私も子供。

    同レベルで、楽しく戯れる。

    我が子より私のほうが、
    たぶん喜んでいる。

    よって、興奮している。
    はしゃいでいる。

    つい・つい..
    はしゃぎすぎる事もある。

    『きゃあぁ~!うぁあ~!』と
     奇声をあげている息子が
    『いたたっ!痛~い!お父さん』
     と、マジ顔になる。

    ちょっと、力が入りすぎて..。
    
    息子・ややしらけ顔。

    それでも、まだ、
    興奮気味のお父さん。

    息子・怒る。

    それでも、尚続く、
    お父さんの攻撃。

    息子・半泣き。

    お父さん..
    やっと冷静さ・取り戻す。
    「ごめ~ん、冗談・じょ~だん!」

    息子・去る。

    数時間後、そんな事も
    すっかり忘れているお父さん、
    息子に呼び出される。

    『お父さん、さっきねぇ、
     ホントに痛かったとよ』

    『ホントにごめんなさい
     って、思ってる?』
    
    息子の真剣な顔に
    正対するわたし。

    「ほんとに、ごめんなさい」

    大好きすぎて、時に
    度を越してしまう自分に反省。

    遠巻きに睨んでいるお母さんが、
    もっと怖い..。


 「カミング・アウト」

    私は、『ソフロロジー』の
    母親学級で、お母様達と
    お腹の中の赤ちゃんに
    お話をする。

    医師が、母親学級を担当し、
    すべて講義する事は、
    全国的にも珍しい。
   (おそらく、たなべクリニックだけ)

    全国から多くの医師・助産師
    看護師らがソフロロジー法を
    勉強する為に、たなべクリニックを
    訪れている。

    また、全国各地で講演し、
    様々な地域の方に講演する。

    結果、私は、人前で
    お話しする機会が多い。

    しか~し、私って、
    実は、とてもシャイ..。

    家内以外の女性の眼を
    見つめてお話しするなんて、
    「あぁ~、恥ずかし~い」

    ほんとは、とっ~ても
    恥ずかしいのだ!

    ベテランスタッフは、
    その私のキャラクターを
    実は、ちゃんと理解している。

    新人スタッフに何気に
    その事実を告白すると、
    「えぇ~!うそでしょ!!」と
    目を丸くする。

    赤ちゃんとお母さんのために
    「壊れるほど・繊細な?」私は、
    日夜、自分自身と戦っている
    のですよ。

    この事を皆さんに
    カミング・アウトした事自体、
    「ぁあ~!ちょ~恥ずかしい!!」


 「通販生活」

     数年前から、ちょっと
    「通販」に凝っている。

    目的は、個人的なものではない。

     テレビを観てても、
     街を歩いていても、
     雑誌を読んでいても
     いつもクリニックに
    「何か役に立つもの
     無いかなぁ~?!」という
     視点が頭の中を廻っている。

    失敗も・ある。

    「これ~!いいなぁ~!!」と
     私が思っても
     スタッフには、不評な事もある。

     しかし、
    「思わず、ガッツポーズ!」
     だってある。

     勿論、
    『クリニック・オリジナル』は、
     たっ~くさんある。

    『たなべ・オリジナル』の
     製作を依頼したデザイナーも
     あまりのオリジナル作品の
     多さに仰天していた。

    通販の商品も本来の用途以外に、
    使い道が色々ある。

     これからも
    『たなべ・オリジナル』を
     創って行く。

    「世界で、ただひとつ」が良い!

    その脇役を通販が
    サポートしてくれる。


 「成人式」

    晴れ着姿の成人式。

    着慣れぬ着物に
    歩く姿も覚束無い。

    けれど、とても愛らしく、
    微笑ましい。

    成人したスタッフは、
    祝いの日に晴れ姿のお披露目に
    クリニックを訪れてくれる。

    先輩達からの祝福。

    少々、着崩れ。

    遠巻きに、目元緩む母親が見守る。

    社会に出た二十歳の女性。

    艶やかな晴れ着のように、
    胸を張って、ニコニコして、
    これからを歩んで欲しい。

    やる気と充実感。

    あなたの可能性は、無限。

    大いに学び、成長出来る、
    より良い環境を私は、
    彼女に提供したい。
 
    共に歩み、成長する。

    おめでとう。
    
    かんばって!


 「お気をつけて」

    私は、中学から全寮制の
    学校に進学した。

    初めての共同生活。

    中学一年生は、大部屋の寝室で
    同級生と共に就寝する。

    入学当初は、毎日が修学旅行気分!

    ホームシックに
    かかる事など無かった。

    しかし、私はある時、
    熱を出して寝込んでしまった。

    同級生達は、元気良く登校。

    広~い寝室に、一人取り残され、
    静寂が心細さに拍車をかけた。

    食事時に厨房のおばちゃんが、
    ベットサイドにご飯を
    運んでくれる。

    時折、寮母さんが、顔を見せる。

    殆どひ・と・り..。

    病気して、幼い私は、
    初めて親の有難味を体感した。

    入寮する前、自宅に居る時、
    こんな時は、いつも誰か、
    家族が傍に付いていてくれた。

    おばあちゃんが、
    氷枕を換えてくれた。

    天井を見つめ、私は幼心に悟った。

    「いかん!こんな事じゃいかん!」

    「自分の身体は、
     自分で守らなきゃ!」

    「誰も相手にしてくれない」

    自己管理の意識に芽生えた
    私は、少し成長した。

    少し強くなった。

    風邪・インフルエンザの流行が
    音も無く忍び寄って来た。

    みなさん!
    手洗い・うがいを励行し、
    家族全員で心掛けましょう!


 「パンツ事件!」

   「もぅおぉ~!何してるのぉお!!」

   「は・や・く!しなさいぃ!!」

    ちょっと、ご機嫌斜めなお母さん。

    些細な事で、いつも以上に
    注意を受けて、ちょっと
    ビックリお子様たち。

    傍観していたお父さんも、
    「?!」な感じ。

    緊急招集&緊急会議。

    お母さんにばれぬ様、洗面所で、
    父子のひそひそトーク。
 
    『何か、あったの!?』

    『なんでママは、機嫌悪いの?!』

    原因究明&対策会議。

    『なるほど~、それでかぁ~!!』

    お母さんが、お父さんや
    子供たちのためにパンツ
    (下着)を買って来た。
 
    第一次接近遭遇・
    長男にアプローチ。

    『こんなパンツ、穿かな~い』

    第二次接近遭遇・次男にアタック。

    『要らな~い』

    第三次接近遭遇・お父さん。

    『いいよ、子供たちが穿くでしょ』

    折角、パンツを買って
    来てくれたお母さん。

    悉く、嫌われ、誰も
    受け取ってくれない。

    そんな接近遭遇の経緯も
    全く知らない男性陣。

    一致団結。

    お母さんを労い・慰め・
    褒め称え作戦。

    三人揃って、
    三方向からのハグ攻撃!

    『ごめんね..マ~マ!』

    「ちょっとぉ~、やめてよぉ~」

    と、言いつつも顔が綻ぶお母さん。

    『ありがとう..ママ!』

    ハグが一番。

    お風呂入って、おにゅう
    パンツをはきました!


 「ドライブ・スルー」

    休日のランチ・タイムに
    家族とお出掛け。

    今日のお昼ご飯は、
    「ドライブ・スルー」。

    マイクに向かって、
    メニューと睨めっこ。

    『えぇ~、とぉ~、
     何にしようかなぁ~?』
     と、子供たち。

    「私は、どうしようかなぁ~」
     と、ニッコリ・お母さん。

    「お父さんは、何にするの?」
     と、まだ、まだ、
     余裕・お母さん。

    『お母さん、頼んで!宜しく!!』
     と、他人まかせのお父さん。

    「もぉ~、自分で決めてぇ~」
     と、ちょっと、語尾が上がる
     お母さん。

    お子ちゃま達がご注文。

    「そんなに食べれないじゃない!」
     と、少し眉間にシワ寄る
     お母さん。

    あぁ~だの、こぅ~だの、
    なかなか決まらない。

    「早く、決めて!後ろも
     支えてるのよ!」
     と、最終警告・お母さん。

    車の中での、自己主張の嵐。

    『それでは、ご注文の品を
     繰り返します』

    オーダー取ってるお姉ちゃんも
    少し、困惑気味。

    『やっぱ、○△止めて、
     ◎□でお願いします』
     と、状況把握ゼロの
     お子様たちのリコール。 

    「もぅぉ~!!」
     と、キれる寸前・お母さん。

    ドライブ・スルーは、
    楽し・お父さん。

    マイ・ペース・子供たち。

    いつも疲れる・お母さん。

    『さぁ!楽しく食べましょ!』
     と、リアシート・お父さん。

    「こぼさないでよ!」
     と、ドライバー・お母さん。

    『有難うございました..』
     と、ちょっと溜め息・店員さん。


 「お・や・す・み」

    我家の家訓の一つに
   「家族全員、同じ布団で寝る」
    がある。

    家内と私に挟まれて、
    二人の子供たちが寝床に就く。

    家内との生活がスタートした
    時点で我家の家訓は制定され、
    実行された。

    よって、結婚当初から、
    大きなベットを購入した。

    しかし、さすがに四人で
    寝るのは、一苦労。

    就寝時には、ポジションの
    取り合い・争奪戦が繰り返される。

    『ちょっと~、もう少し
     あっちに行って~』

    『あぁ~、落ちる~』

    『じっと、してぇ~』

    四人の協力・調和が無ければ、
   「おやすみ」がなかなか言えない。

    無論、親達は、真っ直ぐ
    なんか寝られない。

    でも、それが嬉しい。

    寒い季節、子供たちは、
    湯タンポ代わり。

    温もりが、寝顔が、
    夢の中へと誘う。

    ベットの端と端、
    頬杖ついて家内と語らう。

    『いつまで、一緒に
     寝られるかなぁ~』

    『いつまで、くっついて、
     寝てくれるかなぁ~』

    子供と共有出来る時間・空間。

    神様が与えてくれた至福の時に
    感謝し、家内に子供たちに
   「おやすみ」

    寄り添い、抱き締める時間が、
    とても愛しい。


 「リアクション?!」

    子供は、感受性が強い。

    純真・無垢のキャンバスは、
    体感する様々なものへ即座と
    反応し、影響を受ける。

    勿論、テレビの影響は、
    とても大きい。

    お母さんの妊婦健診に
    一緒にやってくる
    お兄ちゃん・お姉ちゃんが
    小脇に大事そうに抱えている
    キャラクターのぬいぐるみ。

    一人のスタッフが瞬時に反応。
  
    「あぁ~!それ、
     ○○チャンでしょ?!」

    「毎週火曜日に
     放映されてるもんねぇ~」

    「?! ???」と、全く反応
     出来ないもう一人のスタッフ。

    子供の話題に反応・共感
    出来るかで、その人の
    子供の年齢・世代が判る。

    我が子も例外ではない。

    週毎・月毎、めまぐるしく
    変わる子供たちの話題・興味。

    付いていけない時は、
    即座に家内から情報収集。

    でも、最近、家内も
    付いていけないスピード感。

    『おい!筋肉!やるのか・
     やらないのか?!..』

    『○△×~、フォ~!!』

    子供の笑いの『ツボ』と
    大人の「つぼ」は、
    ちと違う?!のかも???

    そのリアクションにちょっと
    困る・戸惑う大人達。

    とにかく、引きつりながら
    笑う私がそこに居る。


 「お母さん!チェ~ック!!」

    深夜にコール。

    赤ちゃんがお母さんに逢いに来た。

   「おめでとうございます..」
   
   「赤ちゃんとお母さんが
    一緒に頑張りましたね!」と、
    
    母と子を労い、自宅に帰る。

    身体は疲れているけど、
    頭が冴えて眠れない。

    なかなか眠れない。

    次第に小腹も空いてきた。

    ちょっと起き上がって、
    冷蔵庫オープン!

   「なにぃ、食べようかなぁ~..」

    と触手を伸ばす私の眼前に、

   「ちょっと待ったぁ!シール!!」

   『これは、明日の朝ごはんのおかず』

   『これは、帰宅後の子供達のおやつ』

    食べたいものに手が出せない。

    冷蔵庫の中に伸ばした手を
    幾度と無く引っ込める私..。

    少し寂しい気持ちで、牛乳飲んで、
    ガマン・我慢。

    静かに一人、冷蔵庫のドアを
    閉めて、小さなメッセージを挟む。

   「お母さん..。今度から
   『お父さん、お疲れ様、夜食』の
    シールを貼った品物を
    入れててね♡」 

    母は、強し。
    かぁチャン、怖し。
    子供可愛し。

    大好きな子供にくっついて、
    空腹ごまかしベット・イン。

    夢の中で、腹いっぱい
    食べてやる!!


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