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唐津の産婦人科医のブログ




佐賀県唐津市の産婦人科、たなべクリニック産科婦人科院長たなべりょうへいが日々感じたことを率直にお届けするブログです。


>>たなべクリニック産科婦人科   >>今日のよか

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 「忘年会」 

    「きゃぁあ~!、うぉお~!」。

    拍手雑じりのウエルカムコール。

    既にちょ~盛り上がっている
   「忘年会」会場へ遅れて参戦。

    駆け付け三杯。

    院長挨拶。

    ステージで繰り広げられる
    様々なスタッフの「一芸」を鑑賞。

    詳細をお伝えしたいが、
    放送コードにかかる内容のため、
    お話できない事が、非常に残念。

    ベテランも新人も入り混じって、
    食べて・飲んで・騒いで、大盛会。

    みんな・仲良し。

    みんな・大切なスタッフ。

    今年一年、ありがとう。

       感 謝。

     あなた達と私は、
     ガンバリマス。


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 「クリスマスの思い出」

    クリニック2Fのラウンジ
    中央にクリスマスツリー。

    クリニック前を通り人たちにも、
    そのステキな姿を見せている。

    クリスマス..

    幼少の頃、とてもワクワク
    する日だった。

    クリスマスには、
    プレゼントが貰える。

    サンタさんが、枕元に
    プレゼントをそっと
    置いてくれる。

    「毎日、毎晩、寝る前に
    プレゼントして欲しいものを
    祈りなさい」と
    大人たちからアドバイス。

    お布団に入って、正座して、
    おめめつぶって、おいのり。

    欲しいものが、夢にも出てきた。

    今思えば、あの頃、
   「誰がサンタクロースなのか」は、
    深く考えなかったように思う。

    クリスマスの朝、目覚めると、
    枕元にリボン飾りの大きな箱。

    思わず、バンザイして、
    箱を開ける。

    見ると、自分が欲しかった
    ものが、そこにある。

   「なんで、欲しいものが
    分かるんだろう?!」と、
    一瞬だけ頭をよぎる。

    ちょ~楽しい。

    そのおもちゃで、兄弟で、
    友達呼んで、一緒に遊んだ。

    プレゼントが届くクリスマスは、
   「特別な日」だった。

   「良い子にしていないと、
    プレゼントこないよ!」
    と、言われて、子供なりに
   「良い子にしなきゃ!」と
    真剣に行動した。

    あの頃のこころは、
    ピュアだった。

    今でも、そのこころを保ちたい。

    純粋に喜ぶこころ・
    楽しむこころを
    忘れたくない。

    メリー・クリスマス。

    粉雪舞うクリスマスが
    訪れますように。


 「離島の診療所」 

    「Dr.コトーの診療所」が
     再び、始まった。

    私もたなべクリニックを
    開く前、勤務医時代には、
    様々な場所で仕事をした。

    小さな離島の診療所へ
    派遣された事もあった。

    田邉良平版「Dr.コトー」
    ならぬ「Dr.リョウヘイの
    診療所」時代のお話を
    ちょっとお聞かせしましょう。

    私が赴任した診療所は、人口
    約4000人程の小さな離島でした。

    島にスーパーは、一軒。

    赴任早々、そのスーパーに
    買出しに行った。

    スーパーの中を買い物カゴ
    下げて、ゆっくりウォーキング。

    すると、しっかり感じる
    周りの視線。

    『今度、来らした新しい
     産婦人科の先生よっ..』

    耳を澄ませば、そんな
    ヒソヒソ話と熱い視線が、
    私に届く。

    ちょっと、俯き加減に、
    早々に買い物済ませて、
    診療所の寄宿舎へ帰った。

    でも、スーパーが、日曜は休み
    とは知らず、週末に餓死しそう
    になった事もあった。

    島に、ボウリング場があった。
    僅か数レーンのボウリング場。

    診療所の厨房のおばちゃんと対戦。

    なんと、おばちゃん!
    マイボール・マイシューズ&
    マイユニフォームで登場。
 
    なめてかかって、完敗。

    よくよく、考えると唯一の
    娯楽施設が、ボウリング。

    島民の多くが、セミプロボーラー
    だったと気付いても後の祭り。

    看護師さんの子供ともよく遊んだ。

    休みの日に、子供たちと一緒に
    島の山に登り、カブトムシ採り
    にも行った。

    島に台風が直撃。

    寄宿舎は、築ウン十年の
    立派な?!建物。

    窓ガラスが悲鳴を上げて、
    今にも壊れんばかりの騒々しさ。
    慌てて、診療所に避難。

    これまた、頼りない
    伝統ある!?古い建物。

    ただ、ひたすら、台風が
    過ぎ去るのを祈った。

    やがて、島を離れる時が来た。

    360度見渡せば、真っ青な海。

    島民全員が家族のようだった。

    数年後、島の診療所は、
    閉鎖された。

     今、思い起こせば、
     素敵な思い出。

    我がこころの大切な宝もの。


 「たなべクリスマスチャリティコンサート」 

    12月2日(土曜日)
    りふれホール
   
    『2006 たなべクリスマス・
     チャリティコンサート』は、
     拍手と笑顔の中で、幕を閉じた。

    第一部:「ボディパーカッション」

    1986年、福岡県久留米市で、
    小学校の音楽の授業から生まれた
    手拍子・足踏み・おなかなどを
    叩き、身体全身を楽器とした
    リズム表現方法は、
    「ボディパーカッション」と
    名付けられた。

    ステージでは、小学生達の躍動感
    溢れるパフォーマンス、
    やがて、会場のみなさんも参加し、
    ホール全体が、ひとつの楽器と
    なった!

    ちょ~楽しい!

    私と一緒に手を繋いで、
    大きな声で飛び跳ねる
    会場の子供たち。

    私が一番、喜んだ!!!

    第二部:「パントマイム」

    プロのパントマイマー&ダンス
    パフォーマーである
    「TENSHO」氏による
    ステージ。

    驚きあり・笑いあり・感動ありの
    パフォーマンス。

    大人も子供も楽しんだ!

    ボディパーカッションも
    パントマイムも
    「言葉」は使わない。

    なのに、こんなにも楽しく、
    人を感動させる。

    身体で、こころを表現出来る。
    な~んて、すばらしい!

    『2006 たなべクリスマス・
     チャリティコンサート』は、
     演者と観客が一体となる
     参加型のコンサート。

    会場を走り回る子供たち。
    大声で笑う子供たち。

    小さな子供から、お母さん・
    お父さん、おばあちゃん・
    おじいちゃん、み~なが楽しめる
    コンサートを開催したかった。

    チャリティとして、
    みなさまの善意の寄付は、
    地元の養護施設へ寄贈する。

    「私がじいさんになっても、
     このコンサートは、続けます」
     の挨拶に、拍手してくれた
     みなさまに

     ありがとう!感謝します!!

     来年、また逢いましょう!!!


 「無垢の信頼」 

    「おいで!」と、
    私は、その子の視線に下りて、
    手を差し伸べる。

    躊躇しているしぐさ・目線。

    こころから「おいで」と促す。

    ヨチヨチ歩いて、私の腕に
    抱かれ、抱擁される。

    やがて、一時、安心して、
    私に身を委ねる。

     幼き子のこころは、
     無垢で、純粋である。

    お母さんに連れられ、
    クリニックを訪れ、
    おそらく、知らない?!
    おじさんの私に抱っこされる。

    この子は、このおじさんが、
    自分に危害を加えるなんて
    考えない・感じない。

    抱き寄せられている手を
    離されるなんて、思わない。

     身を委ねる。
     疑う事を知らない。

    全ての人が、自分を守ってくれると
    感覚的に感じている。

     無垢の信頼。

    『あら?!この子は、男の人は、
    嫌いなのにねぇ~、
    めずらしい..』と、お母さん。

    「ちゃんと、分かってるん
    だもんねぇ~」と、私は、
    腕の中のその子に微笑む。

    こどもは、守られて生きている。

    こどもは、抱きしめられて、
    大きくなる。

     無垢の信頼を
     壊しては、いけない。

    私達も温かい腕の中に
    身を委ねてきたのだから..。

     『たからもの』を
     壊しては、いけない。

     愛に包まれて、
     守らねばならない。


 「秋の大ボウリング大会」

    毎年、恒例のたなべクリニック
    「秋の大ボウリング大会」を
    先日、開催した。

    各部署とも、業務を終えた
    スタッフが各々に会場へ集合。

    院長も少し遅れて、会場入り。

    『キャァア~!やったぁあ~!!』

    悲鳴?!とも取れる雄叫びの中、
    部署の垣根を越えて、
    みんなでエンジョイ。

    個人戦・団体戦に競い合い、
    一喜一憂のゲーム展開。

    たなべクリニックでは、
    季節ごとにスタッフのための
    レクレーションがある。

    すべてのレクレーションに
    実行委員会が設立され、
    運営されている。

    院長の私は、オブザーバー。
    スポンサーとして、存在。

    大ボウリング大会も  
    盛況の内に終了。

    表彰式で、もうひと盛り上がり。

    実行委員の労を労い、最後に
    院長の総評で幕を閉じる。

    レクレーションでは、
    仕事中とは、少し違うスタッフの
    顔・雰囲気を感じ取れる。

     みんな楽しそうだと、
     とても嬉しい。

     ガンバってくれている
     スタッフに感謝。

    今年を締めくくる年末の
    「大・大忘年会」が迫り来る。

    今から、気合いの入る
    「忘年会・実行委員」の
    メンバーたち。

    楽しみにしてるよ..。


 「唐津くんちは、世界一」

    私の地元、唐津では、
    毎年11月2日から4日までの
    3日間、唐津神社の秋祭りとして、
    『からつくんち』が開催される。

    文政2年から続く、郷土色
    溢れるお祭りである。

    11月2日午後7時30分、
    14台の曳山が、1番曳山より
    城下町・唐津の町を躍り廻る。

    深みゆく秋の夜風に乗って、
    お囃子が響き、提灯に浮かび
    上がる曳山。

    唐津くんちの幕開け。

    いなせな法被姿の若者達が
    勇壮華麗に曳山を曳き回し、
    唐津は、くんち一色に染まる。

    文政2年から続く伝統行事。

    お盆やお正月に郷里に
    帰省しない若者でさえ、
    唐津に呼び戻す秋祭り。

    伝統を守り、伝承して行く、
    郷土愛溢れる地元の人々がいる。

    自分自身のルーツを感じる3日間。

    郷土愛・人間愛・家族愛・自己愛。

    加速する時代の流れの中、
    失われていくものがある。

    流されていくものがある。

    忘れてはならないものもある。
    伝え続けるものがある。

    生まれ育った町を誇りに思う。
    我が子にも贈る誇りがある。


 「はっぴぃ!ハロウィ~ン」

    10月31日の
    「ハロウィーン」に向けて、
    クリニックもすっかり、
    ハロウィーン・モードでした。

    クリニック内の様々な場所に
    飾りつけをし、入院中の
    赤ちゃん・お母さん、訪れる方を
    楽しませてくれました。

    ハロウィーンの盛んな
    アメリカでは、子供達が仮面を
    つけ、思い思いの仮装をして、
    家々を訪問します。

    たなべクリニックにも、
    仮装をした子供たちが現われます。

    陽が沈んだハロウィーン当日に..

    私の息子達が、かわいい(?)
    おばけに仮装して、夕食後の
    入院患者さまのお部屋を
    1部屋ずつ訪問。

    「HAPPY HALLOWEEN~!」の
    掛け声とともにハロウィーンの
    お菓子をプレゼント。

    いきなりの「おばけ」の訪室に、
    患者さまやご家族の方々は
    少々ビックリされた様子でしたが、
    喜んでくださいました。

    ただ、「おばけ」を見て
    泣き出す小さなお子様も..
    (ゴメンナサイ)

    また、『良い記念になるから』と、
    赤ちゃんを抱っこしたお母さまと
    「おばけ」君たちとの記念撮影。

    「おばけ」君たちも年々、成長。

    今から、来年のハロウィーンが
    楽しみです。


 「学食」

    「あと、五分」
    
    授業終了のベルより、
    お腹の虫が先に鳴っている。

    育ち盛りの高校時代。

    ベルと同時に学生食堂へ、
    もうダッシュ!

   「おばちゃん!Aランチとうどん!」

    あっという間にたいらげて、
    ひと段落。

    食後のアイスクリームを
    友達と頬張る。

    学食のおばちゃんは、
    学校の近くに住んでいた。

    下校時に、仕事を終え、
    家路に着くおばちゃんと
    時折、出逢う。

    「おばちゃん!バイバ~イ!
     明日も行くけん!」

    『待ってるよ~!
     気をつけて帰りんしゃい』

    学校近くの駄菓子屋。
    友人とよく出かけた。

    そこに、おばちゃんの子供も
    よく遊びに来ていた。

    「おい!お母さんは?
     一人で来たん?」

    「お兄ちゃんがアイスクリーム
     ごちそうしちゃるけん」

    「好きなのを、選びんしゃい」

    『ありがとう!』

    子供と並んで、夕暮れ時に
    デザート・タイム。
 
    翌日、いつもの如く、  
    学食へもうダッシュ!

    金欠な私は、カレーライス
    オンリーでガマン。

    『はい!お待ちどうさま』

    「?!」

    「おばちゃん!間違ってるよ、
     うどんは頼んどらんよ」

    小さな声で、おばちゃんが一言。

    『昨日、家ン子がアイスクリーム
     ご馳走になったでしょ』

    『これは、おばちゃんのおごり!』

    正直、ラッキー!

    食べ盛りの私に、
    ノーの文字はない。

    「また、あの子にご馳走しよ~」

    小さなハピネスと
    大きな邪心が渦巻く私。

    ありがとう、おばちゃん!

    ありがとう、僕ちゃん!


 「ラーメン屋のおばちゃん」

    「いらっしゃいませ~」
    
     元気な第一声。

    「ご注文は?」
   
    「ラーメンと餃子なら、
     Aセットがお得ですよ」と、
     適切なアドバイス。

    「あらぁ~!僕たち大きく
     なったねぇ~!」と、
     お決まり文句。

     1週間前に来た時も
    「あらぁ~!僕ちゃんたち
     大きくなったねぇ~!」と、
     こども達の頭を
     ニッコリ撫でてくれた。

    おばちゃんは、
    いつも明るく・大きな声で、
    忙しく店内を動き回っている。

    おばちゃんから、
    いつも「元気」をもらう。

    幾つなんだろう?

    孫がいてもおかしくない年齢。

    ずっと、あのラーメン屋で
    働いている。

    元気に・明るく、そして、
    楽しそうに働いている人を見ると、
    こっちまでなんだか、嬉しくなる。

    「ありがとうございました~」
    「また、お願いします」
    「僕たち、バイバ~イ!」

    お腹一杯になって、
    幸せな気分で店を出る。

    素敵な人は、気付けば、
    自分の周りには、たくさんいる。

    ありがとう。
    感謝します。


 「乗り越えた赤ちゃん」

    「がんばったねぇ~」

    「ちょっと抱っこさせて、
     もらっていい?!」

    産まれつき心臓に病気があった。
    手術を受けた。

    小さな身体で、とっても
    大きな試練を乗り越えた。

    今日は、お母さんと一緒に
    元気になった姿を
    私に見せに来てくれた。

    「一番、がんばったもんねぇ~」

    「でも、お母さん・お父さんが
     いてくれたから、がんばれ
     たんだもんねぇ~」

    じっと、私の腕の中で、
    私を見ている。

    何でも、分かっている。

    後日、そのお母さんから
    メールが届いた。

    『先生が我が子を抱っこして、
     お話している時、気付きました
     幾度となく入院、その度、
     泊り込みの看病..
     正直、大変でした
     でも、一番、頑張ったのは、
     この子自身なんだ
     なぁ~って..』

    『先生、気付かさせてくれて、
     有難うございます』

    「がんばったねぇ~」

    「大丈夫..」

     逢いに来てくれて、
     ありがとう。


 「友達のお母さん」

    小学生の頃、仲の良い友達がいた。

    いつも、一緒に遊んでいた。

    その子の家にも、
    よく遊びに行った。

    「こんにちは~!!」

    『あらぁ~、よく来たねぇ~』
    『今、おばちゃんが梨
     剥いてあげるからね』

    「おじゃましま~す!」

    いつも笑顔で迎えてくれた。

    お父さんは、いなかった。
    兄弟もいない。

    その子とお母さんの
    二人暮しだった。

    仲の良い親子だった。
    明るい家庭だった。

    子供の私の眼には、そう映った。

    その子も大好きだった。
    お母さんも大好きだった。

    何故か、羨ましさもあった。

    「こんにちはぁ~!」

    『は~い、早、上がんなさ~い』

    いつも、ニコニコのお母さんに
    会うと、とっても嬉しかった。

    「さようなら~、また、
     来るねぇ~!」

    『いつでもおいで!
     気をつけて帰んなさい』

    「ハ~イ!」

    幼い私には、それが、
    ただ、ただ、うれしい。
    訳もなく、嬉しかった。


 「19歳」

    派手な服装。
    はっきりとしたメイク。

    私の眼に映るのは、
    今時の19歳。

    「おめでとうございます」
     からスタートした
     若いお母さんと私との出逢い。

    健診毎に、私は、
    彼女の「人となり」を知る。

    見かけと違う19歳。

    母子家庭。
    5人弟妹の一番上、
    下の子の面倒や家事を
    ずっと手伝って来た。

    18歳で結婚。
    毎日5時に起床して、
    ご主人のお弁当作り、
    一日も休まず、今も続けている。

    『おはようございます』
    
    『ありがとうございました』

    いつも彼女が、笑顔で
    挨拶する事に気付かされた。

    「偉いねぇ~」
     と、自然と頭が下がる。

    「いいお母さんを選んだねぇ~」
     とお腹を触る。

    私よりお腹の中の赤ちゃんの
    方が人を見る眼がある。

    また、教えられた。
    学ばせて頂いた。


 「異国の地で」

    「気をつけて、行ってね」

    「心配な事は、何でも
     メールでもしてね」

    ご主人がお仕事で、海外派遣。
    数年は日本に帰らない。

    異国での出産。

    文化も習慣も違う土地で、
    大きなお腹で旅立つ。

    時折、海外から私にメールが来る。

     不安を少しでも
     安心に変えてあげたい。

   
    「こんにちは」
    「大丈夫?」

    異国(日本)でのご出産。

    ご主人も外国人だが、
    流暢に日本語を話される。

    しかし、ご本人は、
    在日間もなく、片言の会話。

    「自分がもし、言葉も良く
     分からない国でお産するん
     だったら、不安でしょ!」

    スタッフに私は、問いかける。

    『ちょ~不安です』

    「だろ~、だから、みんなで
     応援しよう!」と、私。

    どんなに心細く、不安でしょう。

    ご出産後に、母国から
    お母様が来日。

    お母様と対面。

    言葉は交わさない。
    お互いニッコリ笑顔のご挨拶。

    言葉ではない、こころの会話。

    【不安を安心に】

     たなべクリニックの
    「バリュー(価値)」
     のひとつ。

    今日も「バリュー」を
    こころと言葉で繰り返す。


 「台風!サンキュ」

    台風接近。

    週末に九州本土へ上陸の予想。

    こども達も家内も、そして、
    私もちょ~楽しみしていた
    運動会の開催が微妙。

    天気予報と重たい空と睨めっこ。

    運動会当日、午前6時、
    中止が決定。

    こども達の成長..
    運動会は、親にとって、
    目を細める嬉しい
    イベントである。

    過去、澄み切った青空の下
    開催された運動会でさえ、
    私は、仕事の都合上、
    こども達の雄姿を記憶する事が
    出来なかった日々が多々ある。

    家族でお弁当囲んで、
    楽しく会話するこども達を
    我が眼に焼き付ける機会には、
    恵まれない。

    プログラムの途中、
    仕事の合間をぬって
    駆けつけた運動会..
    会場に到着して、5分で
    クリニックに呼び戻された
    事もあった。

    運動会は、平日に延期。
    応援には、行けない。

    プログラム握り締めて、
    小さく溜め息が洩れる。

     家内は、そんな私を
     知っている。

     こども達もそんなお父さんを
     感じている。

    台風で中止になったその日、
    仕事中の私にお母さんから電話。

    『お父さん!お昼ご飯、
     楽しみにしててね!』

    「?!」

    『お帰りなさ~い!』

    なんと、リビングの真ん中に
    茣蓙敷いて、スタンバイの家族。

    体操服と鉢巻姿のこども達。

    『ハイ!お父さん、おしぼり』

    お茶も水筒からのサービス。

    お弁当囲んで、ランチタイム!

    赤組・青組に分かれた
    こども達の応援歌合戦。

    『早く食べて、昼からの
     プログラムが始まるわよ!』

    外は、雨・風の猛威の中、
    我家では、プログラム通りに
    進むご飯。

    『ハイ、果物』

    食後の果物もタッパから出てくる。

    一番うれしいお父さん。
    
    台風の内、我家だけは、
    秋晴れの「運動会」モード。

    ありがとう、お母さん。

    ありがとう、台風。


 「合宿」

    夏休み。

    子供たちにとっては、
    心も身体も大きく
    成長する時期であろう。

    真っ黒に日焼けした子供たちの
    元気よい登校が始まった。

    私も元気な子供だった。

    運動大好き。
    運動場を走り回るのが、楽しい。
    特に球技が得意だった。

    中学からサッカーを始めた。
    足も速かった。

    大会に向けての夏合宿。

    猛暑の中、先輩達からの
    熱い指導。

    連日続く、猛練習。

    『あぁ~、氷の海で寝たい』

    『ぁあ~、シップを身体中に
     貼って寝たい』

    走りながらの妄想。

    木陰で、ジュースを飲みながら、
    指導する先輩が憎い。

    「ラスト!一本!」の掛け声。

    力を振り絞って、
    ナイス・パス&ナイス・ゴール!

    『終わったあ~、終了~』と、
     思いきや、
   
    「よ~し!ナイス・ゴール!」
    「忘れない内に、もう一本!」

    『ぇえ~マジっ~!
     ウソでしょ~..』

    真っ黒に日焼けした、
    あの夏の日。

    泥だらけで、汗びっしょりの
    ユニフォーム。

    「忘れない内に、もう一本!」
     だけは、もうイヤ!

    先輩になって、指導者となっても、
    その一言だけは、言わなかった。

    練習終わって、みんなで水浴び。

    「ジュース飲む時は、隠れて飲む」
     が、暗黙のルール。


 「水泳大会」

    夏休み。

    私が小学校入学の頃、
    母校には、プールが無かった。

    夏の水泳の授業は、学校裏の海。

    体育は、浜辺に集合。

    今思えば、貴重な体験。
    楽しい思い出。

    数年後、学校にプールが出来た。

    みんな、おおはしゃぎ。

    杮落としに「水泳大会」が
    開催された。

    私は、選手に選ばれた。

    そこで、夏合宿。

    2学期早々に開催される
    大会に向けて、先生を始め、
    みんなで練習頑張った。

    泳ぎも上達。
    記録も伸びた。

    母校での開催。

    いよいよ、自分の出番。

    友達の声援も力強く、
    「位置について~」
    スタート!!

    身体が軽い、水に乗る。
    好記録の感触。

    水しぶきの合間に声援の
    大きさが、聴き取れる。

    ゴールまで、あと十メートル。

    『えぇっ?!?』
    
    足の指がつった!!
    パニック!!!

    生まれて初めて、「つったぁあ」

    ブク・ぶく・ブクゥ...

    ゴール直前で、ヘルプ・ミィ!

    救助の先生が飛び込む。

     助け出されて、
    『えぇ?!なにっ!?』
    『ここは、どこ?!?
     私はだれ!?!』状態。

    新記録目前の大失態。

    ぁあ~、あの夏の日よ..。

    もう一度、カムバッ~ク!


 「母と父」

    母親・父親について考えてみる。

    自分が子供の頃、父や母を
    見上げていた頃を思い出してみる。

    個々の家庭で、両親への思いは、
    異なるのであろう。

    祖父母が居る環境や、
    兄弟・姉妹の存在も、
    子供の様々な感受性を
    育くんでいくのだろう。

    自身を振り返っても、
    やはり、父・母の存在感は違う。

    幼少の頃は、母が良き理解者。

    甘えもするが、ケンカもする。

    成長と共に、父へ
    歩み寄った記憶が残る。

    小学生の息子達にとって、
    母の存在は、大きい。

    先ずは、家内に相談。

    口論にもなるが、
    味方に附いてくれる。

    父は、優しいけど、
    ちょっと怖い。

    夏休みで、少し気の緩んだ
    子供たちは、夜更かし。

    私の玄関を開く音と共に、
    一斉に二階へダッシュ。

    一瞬の内に、寝たふり。

    「お父さんに言うわよ!」

    「お父さんに相談してみなさい!」

    の母親の一言で、背筋が伸びる。

    よく食べる。
    大きくなった。

    いつか、私も我が子を
    見上げて話す時が来るだろう。

    父と母。

    役割や存在は、違えども、
    抱きしめる思いは、いつも同じ。

    子供たちに親として、
    選んでもらった事に感謝する。

    叱っても、抱きしめる。

    抱きしめて、しっかり語らう。

    選んでくれて、ありがとう。


 「ママが寝込んじゃった」

    「宿題は?時間割は?」
    「忘れ物ない?」

    『だいじょ~ぶ!』
  
    子供たちは、家内が
    昨晩作ったお手製の
    “チェックシート”に
    ○をつけていく。

    「気をつけて、行ってらっしゃい」

    「今日も、学校
     楽しんでおいでよ!」

    『ちょっと、待って!』

    二階へ駆け上がる子供たち。

    『ママ、行ってくるよ!
     早く元気になってね!!』

    子供たちからエネルギーを
    貰ったママの小さな返事。

    「大丈夫よ、ゴメンね」

    迎えに来た友達と、
    元気に登校。

    何度も振り返る
    ランドセルの後姿。

    角を曲がるまで、
    手を振り続ける私。

    「大丈夫か?元気に登校したよ」

    「朝ご飯もしっかり、
     食べていったよ」

    ママ、ダウン。

    熱が下がらない。
    声が出ない。

    ママを気遣う子供たち。

    でも、ちゃんと、分かっている。

    一番しっかりしているのは、 
    子供たち。

    ママが病気して、初めて気付く。

    大きな‘こども’の父と母。

    小さな“おとな”の息子たち。

    子供に学ぶ毎日。

    我が子に感謝の毎日。


 「声変わり」

    子供たちの背が伸びた。
   
    「あ~言えば、こう言う」

    親に意見する年頃となった。

    母親も良きライバル。

    甘く見てると、すぐ
    揚げ足をとられる。

    激しい母子のバトル。

    「う~ん、息子が正しい!一本!」

    母親・全勝の頃は、久しい。

    男兄弟のいなかった家内は、
    息子の成長に、ちょっと困惑。

    男の子のおしっこの仕方の
    アドバイスにも悩む。

     ある日、お母さん、
    『お父さん、後は
     ヨ・ロ・シ・ク!』宣言。

    『ねぇ~、お父さん、朝起きると
     なんで、お○ン○ンが
     大きくなってるの?!』

    『なんで、声が変わるの!?』

    母親と、ほぼ同じ目線で
    話が出来るようになった
    長男から、素朴な疑問。

    声変わりしだした
    長男のお○ン○ンにも
    もうすぐ毛が生えてくる。

    それを聞いて、ちょっと
    ショックなお母さん。

    親離れする前に、子離れ。

    実は、私が一番悩んでる。


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