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唐津の産婦人科医のブログ




佐賀県唐津市の産婦人科、たなべクリニック産科婦人科院長たなべりょうへいが日々感じたことを率直にお届けするブログです。


>>たなべクリニック産科婦人科   >>今日のよか

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 「日曜日の朝」

        私は・中学高校時代の6年間を
        全寮制の学校で過ごした。

        12歳。
        親元離れて・寮生活。

        基本「自分の事は・自分でする」システム。

        中1から高3までが・同じ寮で生活。

        学生服も不慣れな小学卒業生には
        高校生は“見上げるおじさん”だった。

        礼節に厳しい学校。

        日曜日の朝。
        決まった時間に朝食が始まる。

        先輩達が・寝癖頭と大きな欠伸で
        食堂に座る前に・・。
        中学一年生には・大事なお仕事がある。

        ブレックファーストのセットアップ。
        お皿を並べ・コーヒーやパンをセット。
        
        回数を増す毎に・先輩たちの要求も
        次第に高くなる。
        コーヒー党にも・ブラック派&シュガーのみ派&
        シュガー・クリーム派がいる。
        コーヒーが嫌いな方は・牛乳・紅茶を
        ご希望される。

        一人一人の“好み”をチェック&把握。
        
        頑張っちゃうと・“ご指名”まで・ついちゃう。
        指名が増えても・同級生には・あんまり
        自慢にはならない・・。

        熟練すると・先輩が席に着いた瞬間に
        絶妙なタイミングで・トーストが
        焼きあげる奴がいる。

        セットアップ終了。

        大きなお兄ちゃんたちを・我々は
        直立不動で・待っていた。

        お兄ちゃん登場。

       「おはようございます!」と元気に朝のご挨拶。

        サービス開始。
        日曜日の朝がスタートする。


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 「ママ~」

        『ままぁあ~』
        「はぁあ~い」

        『ままぁあ~』
        「はぁあ~い・ここよぉ~」

        お母さんの健診について来た
        2歳のお姉ちゃん。

        ベットに休むお母さんの足元で
        母に添う小さなお姉ちゃん。

        母との僅かな距離の隙間に・少し不安が募る。

        『ままぁあ~』

        幾度となく、母に呼び掛ける子。

        「はぁあ~い」
        「ママはここよぉ~・だいじょうぶよぉ~」

        その度、応える母。

        不安と安心感。

        母の声があれば、子は安堵する。

        『ママ~だいじょうぶぅ?』
        『イタクなぁあぃ~』

        心配顔のお兄ちゃん。

        「だいじょうぶ!イタクないよぉ~」

        優しく返す母。

        「お兄ちゃん・やさしいねぇ~」

        頭を撫でる私。

         『ままぁあ~』
         「はぁあ~い」

        そのやりとりが・とても・私のこころを癒す。
        何気ないやりとりに・私も安堵する。


 「朝陽・夕陽・・」

        そう謂えば、「朝陽」を最近見ていない。
        そうだ・・そう謂えば「夕陽」を
        ずっと見ていない。

        と・・ふと突然・・想った。

        早起きして・冷たく新鮮な空気吸って
        朝靄の中・朝陽を拝みに行ってない。

        夕方散歩して・水平線に沈む夕陽を
        波の音聞きながら・砂浜で眺めていない。

        時間がないから?忙しいから??
        ダカラ出来ない???

        それは・きっと違う。
        本質は・こころの問題だと感じる。

        時間は・みな平等。
        勿論・当然
        「時間は無いものではなく・作るもの」

        毎日歩む路。
        そこには・季節の移り変わりもあるはず。
        いつもの道端に・小さな花も咲く。

        時は・同じように・みなに流れている。

        その日常に・流れる時間の中に
        身を置く自分に・しっかりこころを宿す。

        朝陽に・深呼吸を。
        夕陽に・佇み・身を委ねよう。

        こころを忘れない・忘れてはならない。


 「テニス大会」

        テニスを始めた我が子が・年月を重ね
        大会に参加するようになった。

        大会は・地区・市・県・九州大会と
        その規模は様々。

        いつも練習しているコートとは違う場所で
        いつもの仲間たちとは異なる
        初めて見る対戦相手とのゲーム。

        大会・試合という・未体験ゾーンへの挑戦。

        初めて体感する緊張感。

        先行逃げ切りのゲーム・逆転負けの試合
        シーソーゲームや逆転勝ちの達成感。

        勝って喜び・負けて悔しさを覚える。

        予選で敗退もあれば・本選まで進み
        更にレベルの高い相手との熱戦。

        敗戦後は・勝者たちの試合を・熱心に観戦。

        家内からリアルタイムに届く・試合経過。

        帰宅後の息子たちに「どうだった?」と
        素知らぬ顔で・私は訊く。

        気持ちは・ハイ&ローのキッズ。
        家内は・勝敗に一喜一憂。

        私からの家内へのアドバイス。
    
        「なんでも経験!子供は・子供で
        何かを感じ・学び取ってる」

        大人の感性とは異なる・成長期のこころは
        きっと何かを摑んでいる。

        負けて良し!勝って良し!
        泣いて・笑って・・。

        お風呂入ろう!


 「空・高く」

        『ぅわぁあ~すご~い』

        私の投げる七色の変化球に
        曲がった!落ちた!とはしゃぐ我が子。

        クリニックから自宅の子供に電話。
        「キャッチボールしようか?」
        『うん!するする・やるやる!』
 
        日曜日の昼下がり・仕事の合間に
        親子のキャッチボール。

        「うまくなったやん」
        「おぉ~ナイスボール!」

        汗も拭わず・全力投球・転がるボールを
        走って追い駆ける息子。

        父との時間に喜ぶ・子の笑顔が眩しい。

        『時間大丈夫?まだ出来る?』
        白衣姿の父との戯れに
        子の言葉が少し切ない。

        勤務中のスタッフが
        無言の笑顔を親子に送る。

        その夜「子供たちは・もう寝た?」
        私から家内へ・クリニックからメール。

        少し遅れて・家内からの返信。

        『良かったね・キャッチボール出来て・・』
        『とっても喜んでたよ・・
        一時でもパパとの時間に・・』

        『パパも良かったね・・お疲れ様』

          空・高い。
          明日もきっと・快晴。


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