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唐津の産婦人科医のブログ




佐賀県唐津市の産婦人科、たなべクリニック産科婦人科院長たなべりょうへいが日々感じたことを率直にお届けするブログです。


>>たなべクリニック産科婦人科   >>今日のよか

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 「ありがとう・・」

        赤ちゃんとお母さんとの共同作業・出産。
        7年ぶりのご出産。

        早朝の分娩に・7歳のお兄ちゃんが
        寄り添い・立ち会う。
        母の傍らで・団扇で扇ぐ・汗を拭う。

        やがて・赤ちゃんが逢いに来た。

        元気に産声をあげる弟を・じっと見つめる兄。

        やがて・ベット上の母に寄り添い
        小さな声で一言。

          『ありがとう・・』

        堰を切ったように溢れる涙。
        母も・もらい泣き。

        小さなこころで・ずっと母に寄り添い
        精一杯・励まし続けたお兄ちゃん。

          感謝の涙。
          感動の涙。
          緊張の糸が途切れた安堵の涙。

        「お兄ちゃん頑張ったもんねぇ~」
        「えらかったよぉ~」

        母・私・スタッフからのこころからの労い。

        『おかあさん・・』
        「なに?どうしたの?」
        『折り紙とってくる・・』

        この日の出逢いのために
        兄が弟に作った折り紙。

        笑顔に戻った兄の
        弟へのファーストプレゼント。

        ありがとう・・。
        お兄ちゃん。
        ありがとう・赤ちゃん。
        ありがとう・お母さん。


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 「おもやい会・一歳誕生会」

        心配していた雨もなく
        先日『おもやい会』を開催出来た。

        クリニックで・お母さんに逢いに来てくれた
        赤ちゃんの『一歳誕生会・おもやい会』。

        たくさんのお友だちとお母さんが
        参加して下さった。

        みんな・大~きくなったぁあ~。
        お座りして・ハイハイして・たっちして・・。

        『だれ~?このおじさん??』って
        私の腕の中で・私の顔をじっと見る。

        たなべクリニックのモットー
        『育児こそ・世界で最も重要な仕事である』に
        共感して下さった近隣の幼稚園の園長先生の
        講話もあった。

        「一歳のお誕生日おめでとうございます!」
        「そしてお母さん・一年間ご苦労様でした・・」
        園長先生のお話が・とてもこころに響いた。

        クリニックスタッフの「育児支援チーム」が
        こころからの手作りの会を開いてくれた。

        みんな・また・おいでねぇえ~!
        いつでも・遊びにおいでよ~!!
        待ってるよ!!!

        また・お逢いしましょう!


 「だって・・」

        今日も赤ちゃんが・お母さんに
        逢いにやって来てくれた。

        うれしい・・。

        赤ちゃんの誕生に立ち合わせて戴ける
        私は・世界一幸せ者。

        でも・私は・ずっとずっ~と・小さい頃・・。

        赤ちゃんは・こうのとりさんが
        連れて来てくれるものと信じていた。

        違った・・。
        ちょっと・びっくり・・。

        更に・少し大きくなってから・赤ちゃんは
        全て帝王切開で逢いに来ると想っていた。

        それも・違った・・。
        ちょっと・ショック・・。

        小学高学年の頃・給食時に・隣の席の
        女の子のカバンから・なにやら出てきた。

        「なに?これ!?テッシュ?!?」

        生理用ナプキン・・。
        少し恥ずかしそうに・その子は
        ポケットに仕舞い込んだ。

        「???」な私。
        同時に・クラスの女の子たちから
        私への冷たい視線。
        加えて・私を睨む担任の女先生。

        給食終わって・楽しい昼休みなのに
        何故か・担任に職員室に呼び出された。

        ちょっと・説教・・。
        状況把握不十分な私は・先生の前に
        立ち尽くすのみ。

        声変わりした頃・私は・ようやく・状況理解。

        今日も赤ちゃんが・お母さんに
        逢いに来てくれた。

        今では・たくさんの女性のご相談を受ける毎日。

        こうのとりさん・・。
        あなたは・何処へ・・。


 「先生・・逢いに来たよ・・・」

        ある一人の女性が・私のクリニックを受診。
 
        診察の結果・妊娠七ヶ月。
        まだ、どこにも病院にかかっていなかった。

        話を聴く。
   
        彼女は・東京出身。
        両親は・既に離婚。

        母と共に生活していたが・後に家を飛び出す。
        訳あって・九州の地へ。

        東京で・ある男性と出逢うも・彼は一人
        彼女を残して・故郷九州へ。

        やがて・彼女自身・妊娠に気づき
        彼を追って・南へ。

        彼女は・その日以来
        クリニックを訪れなかった。

        それから約一ヵ月後の休診日。
        ふらりと彼女が・私の元に現われた。

        「どうしてるの?」の私の問いに。
        『東京へ帰ります』
        『父が一緒に住もうと言ってくれたので・・』

        大きなお腹で・彼女は・私に呟いた。
        「良かったね・・」と・私は・彼女に返す。

        人には・様々な出逢い・廻りあわせ
        人生があるのだろう。

        お腹の赤ちゃんは・彼女をお母さんとして
        選んでやって来た。

        彼女と同様に・赤ちゃん自身も
        幸せになりたいと想っている。

        彼女と同様・赤ちゃんもハッピィな
        「これから」を望んでいる。

        母と子が・二人が・共に価値ある日々を
        送っている事を願って止まない。

        選ばれた・あなただから。
        
        あなたも・嘗て・選んでやって来た
        人なのだから。


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