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唐津の産婦人科医のブログ




佐賀県唐津市の産婦人科、たなべクリニック産科婦人科院長たなべりょうへいが日々感じたことを率直にお届けするブログです。


>>たなべクリニック産科婦人科   >>今日のよか

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 「うらやましい・・」

        実は・。

        私は・・。

        出産した事がない・・・。

        実は・・生理も来た事がない・・。

        「ほら・・聴こえますか?」

        「赤ちゃんの心臓の音ですよ・・」

        「まだ・こんなにちっちゃいのに
         ちゃんと元気にしてますよ・・」

        妊娠初期の・初めてご妊娠された方の
        赤ちゃんの心音を一緒に聴く。

        ベットに横になり・無言。
        私の問いかけ・説明に応答なし。

        眼に涙・・。

        我が身に・尊い命の芽生えに
        自然と涙が零れる。

        その母性が・私はいとおしく
        うらやましい・・。

        赤ちゃんの誕生。

        ギュッと抱き締め・眼に涙・・。

        私は・その温かく・やさしい母性に感激
        うらやましい・・。

        産休明けのスタッフ。

        お母さんが赤ちゃんを連れて・診察へ。
        元気に泣いてる赤ちゃん。

        その赤ちゃんの声に反応して
        オッパイがジワ~っと張って
        滲んで来るスタッフ。

        うらやましい・・。

        私は・オッパイ張らない・・。

        包み込む・その豊かな母性が素晴らしい。

        生理も来ない・妊娠もしない私・・。

        うらやましい・・。

        深く・強い母と子の絆に・・
        ウルウル涙が出ちゃう。

        ありがとう・・。


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 「無償の愛」

        こどもが・親を選んで・やって来る・・。

        私は・そう考える。

        我が子に・親に選ばれた。

        だから・こどもは・本能で
        親を愛し・信頼している。

        だから・親は・子に学ぶ。

        子に・親としての成長を・促してもらう。

        日常の他愛もない出来事。

        息子と母の口論。
        日々・成長する息子の主張。
        それを・正面から受け止める母親。

        子の想い・母の愛。

        俯き・涙目の我が子に対峙し
        私は・彼を見つめて静かに語る。

        「おまえとお父さん・二人ともお腹ペコペコ
         ちょ~お腹空いてる」

        「おにぎり・ひとつ・・」
       
        「お父さんは・あなたに・おにぎりを渡す」
        「あなたは・何の遠慮も無く・ありがとうって
         おにぎりを頬張る」

        親子って・・そういうもの。

        「お母さんとお父さんは・世界で一番
         あなたを愛してる」

        「だから・何でも・どんな事でも
         言いなさい・話しなさい」

        「親子に・遠慮や恥じらいは・一切要らない」

        親だから・子に正面から・ぶつかる。

        子だから・親に我が儘に・何でも・言動する。

        やがて・あなたも・親として選ばれる・・。

        喜怒哀楽を共に分かつ。

        無償の愛・・。


 「これで・いいのだ・・」

        昭和の天才漫画家・赤塚不二夫さんが
        天に召された。

        森田一義さんが・告別式にて・弔辞を述べた。

        赤塚さんに見出された彼は
        日本を代表するエンターテイナーとなった。

        「私はあなたに生前お世話になりながら
         一言もお礼を言った事がありません」

        「しかし・今・お礼を言わさせて頂きます」

        「赤塚先生・本当にお世話になりました
         ありがとうございました」

        「私もあなたの数多くの作品の1つです
         合掌・・」

        彼は・そう最後の言葉を締め括った。

        森田さんは・白紙の紙を持って
        弔辞を読み上げたと言われている。

        彼なりの先生への深い想いからで
        あったのだろう。

          『これでいいのだ』

        全ての出来事・存在をあるがままに受け入れ
        前向きに肯定する。

        赤塚氏の考え・存在を・見事に
        「この一言」に集約していると
        森田氏は表現した。

          これでいいのだ・・。

        赤塚氏の思慮深さと森田氏の才能を
        改めて見つめ直す機会を頂いた。

          合掌・・。


 「4年間の1時間」

        オリンピック・・。
        4年に1度のスポーツの祭典。

          4年間・・。

        国内予選。
        オリンピックの標準記録の突破。

        代表決定後・「その日」に体調をピークに
        するために・最大限の努力をする。

        下馬評・マスコミの過剰報道。

        そして・ついに・その日・その瞬間を迎える。

        「4年間を費やした全てが
         1時間で終わりました」

        ある選手が・淡々とインタビューに答えた。

        「4年間の1時間」

        想像するに足らない・星の数ほどの
        選手たちの苦闘の日々。

        オリンピックは・国家の威信でない。
        メダル確保が・最優先ではない。

          個人の祭典。

        弛まない鍛錬の繰り返し
        自己との葛藤を乗り越えて来た。

        賞賛に値する・彼らが
        国や地域の区別なく・集う大会。

        スポーツを通して・文化・国籍などの
        差異を超え・平和な世界を実現する。

        オリンピックのあるべき姿
        オリンピズムを改めて考えたい。


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